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春風接人の花日記

春風接人の花日記

H23.5.7中山道(長久保-追分)

GWも終盤の5月7日土曜日、天候は曇り、気温は終日15度を切るジョギングにはとても走りやすい環境で8時に長久保(窪)宿をスタート、今日の気持ちは軽井沢までの予定でした。
笠取峠源道に入る前にヤマブキが迎えてくれます。
hana230507中山道ヤマブキ0805
笠取峠源道 江戸時代の旅人気分に浸れます。笠取峠の現在はこちらを参照
run230507中山道笹取峠源道
峠にはかつてを偲ばせる陶壁があります。「かさとり峠 名ぶつ 三国一のちからもち」
run230507中山道笹取峠0822
峠を下ると松並木、広重の絵に出て来るような街道です。
run230507中山道笹取峠松並木0837
芦田宿本陣です、本陣を過ぎて少し走ると少しご年配の女性に会った。一人で走っていると人恋しくなるためお話を聞くことにした。
彼女にこの宿はあまり中山道の面影がありませんねと尋ねると、「ここ数年この街道を歩く方も少なくなりました。当家もお店を開いていましたが子供が就職したのを機に廃業しました」と世間話になってきたため、先を急ぐことにした。
run230507中山道0856芦田宿本陣
街道沿いにはガイドマップがあります。ここは芦田宿と望月宿の間の宿茂田井の宿というそうです。
江戸時代を偲ばせる土蔵や造り酒屋などの風情が楽しめます。
run230507中山道0912
若山牧水の句碑です。牧水は大の酒好きでこの酒屋さんのお酒を詠ったとか
「よき酒とひとのいふなる御園竹われもけふ飲みつよしと思へり」
「しらたまの歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」
「ひとの世にたのしみ多し然れども酒なしにしてなにの楽しみ」
最後の句は下戸の私にはピンときませんでした。
run230507中山道0915牧水句碑

望月宿
run230507中山道0935望月宿
芝桜と水仙がマッチしています
run230507中山道0941
初めて走る道のため常に現在地を確認して走ります。
最近はスマホも利用してナビを利用し現在地も確認しています。
run230507中山道0943
run230507中山道0950

八幡(やわた)宿本陣
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バス停の中の看板、電話番号の市内局番がないのを見て昭和の世界にタイムスリップした。
run230507中山道1016
千曲川と浅間山です。奈良井宿付近を流れる奈良井宿に流れる奈良井川は、やがて梓川、千曲川、信濃川となって日本海に流れ出る。遠く離れたこの地区の千曲川も合流して日本海にそそぐとは自然の大きさを実感した。
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千曲川を渡るとすぐに塩名田宿。
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クサノオウでしょうか。疲れた身体を癒してくれます。花を見ながら小休止時間も10時30分と小腹も空いたのでおにぎりを1個いただく。
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丁寧に祀られた道祖神です、この地域の安全を祈願しておきました。
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小海線踏み切りです。この小海線は、山梨県北杜市の小淵沢駅から長野県小諸市の小諸駅までを結ぶJR東日本の路線
run230507中山道1126
ようやく岩村田宿まで来ました。
run230507中山道1128

上を向いて走るばかりも危険ですが、地面を確実に見て走っているとマンホールに楽しげなキャラクターが!
run230507中山道1131

ここは信州林檎の産地、リンゴの花です。
hana230507中山道1142

佐久ICを過ぎて江戸から数えて21番目の小田井宿、この町並みは昔の雰囲気が残っている宿でした。
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御代田を抜け西軽井沢へ徐々に登りになり鍛えてないためか股関節が走るのを拒否しています。

花を見ると休憩を兼ねてカメラを向けます、タンポポ。
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ようやく追分宿入り口です、ここには常夜灯、歌碑、石仏などがあり「分去れ道標」左が中山道、右が北国海道としてある
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ヤブサンザシの花
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ウグイスカグラの花です。
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サラリーマンの方はこの橋を渡ってください、何か良い事あるかも。
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芭蕉が更科紀行の旅で詠った句、「ふきとばす石も浅間の野分かな」。浅間神社にありました。
run230507中山道1321

今回の中山道ランは13時30分、追分宿で終了。
付近は西軽井沢、次は軽井沢から難所の碓氷峠、江戸までは160km、もう少しで武州路です。

終了後は浅間山を目の前にして川端康成夫妻アドバイスの茅葺の屋根の大谷地鉱泉に浸かり疲れを取り、満足な一日でした。



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